素材にこだわるダーカーが作り出すカット、守備用ラケットである。素材は「ドロヤナギ」。北海道で生育した大木だけを仕入れてラケットにしている。このドロヤナギは、吸収性に優れ、打球感が柔らかい、まさしくカット、守備用に適しているである。しかし、反り(そり)、が多く、製品にするためには多くのロスが生じてしまう。そのためにメーカーにとっては、敬遠しがちな素材なのである。その扱いづらい素材を、時間をかけゆっくりと製品化していく。スプラインができるまでには、1年以上の時間がかかっている。素材の力だけでなく、一枚一枚に加工を施すことで、カット特有の振動のある鈍い打球感を緩めている。その結果プレーヤーの力が直接ラケットに伝わり回転、安定性を高められるのである。最高の素材、加工技術はスプラインにも息づいている。
製品ラインナップ
P1
前陣粒高守備用ラケット、ヤナギの吸収力と安定性が一番発揮されるラケット(中国式グリップ)
D1
カットの安定性を重視し弾きを抑えたカット専用ラケット
N2
心材に桐を配置することで、攻撃時には桐で弾き、カット時にはヤナギで受け止める、カットと攻撃を両立させたラケット
N3
心材をより厚くすることで攻撃力を高めたラケット。フォアの攻撃を重視したカットマン向けのラケット